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1年次前期の基礎演習（必修）の後半は、1チーム5－6人でグループワークを行います。今年度のテーマは、「兵庫県の交通事故のデータから政策課題を検討」です。

まずは第7週目に、事前準備の個人ワークでは、オープンデータをダウンロードして、エクセルを駆使して集計したり、図表を作成したり、分析する練習を行いました。 第11週には、兵庫県庁でDX化やオープンデータに関わっておられる中堅?若手職員2名を講師にお迎えして、それぞれの目線からの現状や課題、理想をかみ砕いてお話していただきました。兵庫県立大学の学生とはいえ、兵庫県という自治体組織とはあまり接点がないために、どのような業務が兵庫県の中でおこなわれているのかわからないまま過ごしている学生にも、お二人はわかりやすくご講演いただきました。具体的には、兵庫県でのデジタル関連業務がどう進められているのか、DXが社会的に叫ばれる中、兵庫県の中で具体的なDXについての取り組みがされているか、兵庫県庁でも今後デジタル人材が求められていくことになるだろうといったことなど、現在学修中の内容に関連付けてお話しいただきました。

お二人のご講義を聴くことで、受講生は、耳にしてはいても実態がよく分からなかった「DX化?DX推進」が、たとえばどんなものがあって、それがどう役に立ちそうなのかを県庁で一例に触れたことで、少し具体化できたようです。公開している側からのオープンデータへの期待も知ることができ、自分たちが学んでいるデータサイエンスが役立ちそうだと思えたのか、日頃の勉学へのモチベーションが上がったという声もありました。また、講師のお人柄や関係性から、公務員のイメージが変わった、という感想もあり、受講生が将来を考えるにあたってのヒントもいただけたようです。 ここから数週間で、兵庫県の交通事故データ（オープンデータ）を用いて、ウェブ上で公開されている様々な資料をグループ独自で収集?分析して、政策課題を検討してプレゼンテーションの形にまとめ上げていきます。最終発表会は第14,15週に予定されています。

基礎演習のシラバスはこちらです。