? University of Hyogo. All Rights Reserved.

GOALS

follow us

13 気候変動に具体的な対策を

森林生態系の物質循環を解き明かす

環境人間学部

大橋 瑞江?教授

森林では樹木を中心に様々な生物活動が、物質の流れを生み出します。この物質循環によって、森にはどのような生態系サービス(生態系から得られる様々な恵み)が生まれるのかを解明しようとしています。主に研究が難しい地下部で起きる現象をターゲットにしています。日本の温暖な森だけでなく、海外の熱帯林や北方林も含め、様々な森で調査をしています。これらのデータを解析することで目には見えない世界を知ろうとしています。


植物標本のデジタル化とアーカイブ公開の促進

自然?環境科学研究所

高野 温子?教授

植物や昆虫等の自然史標本は、その日その場所にその生物が存在したという実在の証拠です。それゆえ標本を迅速にデジタル化しその流動性を高めることは、生物多様性の研究促進のために重要です。これまでに、特別な技術のない人でも標本を一定程度の画質で撮影できる装置と、メタデータとなる採集日?採集者?採集地等のラベルデータを各種AI技術を用いて自動抽出する方法を開発しました。


経済の安定のための大規模なサプライチェーンシミュレーション

情報科学研究科

井上 寛康?教授

パンデミック?災害?国際紛争等が発端で何らかのモノの往来が滞ると、それを原料とするモノがさらにつくれなくなることで、ドミノ倒しのようにショックが伝わり、やがて経済全体に被害を及ぼします。このような現象は年々増加しており、世界の大きな脅威になっています。本研究では、富岳コンピュータほか計算機上で多量の企業の活動を再現することにより、ショックに対してどのような対策を施せば良いのかということを研究しています。


太陽系外惑星の天気を探る

自然?環境科学研究所

伊藤 洋一?教授

太陽以外の恒星を周る惑星のことを太陽系外惑星と言います。1995年に初めて発見され、今までに5000個以上が見つかりました。西はりま天文台には世界最大級の公開望遠鏡である「なゆた」があります。この望遠鏡を使って、晴れたり曇ったりする太陽系外惑星を世界で初めて発見しました。太陽系外惑星の天気を調べることで、地球の気象変動を解明する手がかりが得られないかと考えています。

西はりま天文台2024欧洲杯比分投注_欧洲杯足球网-官方app下载ページ
http://www.nhao.jp


人口減少社会における災害復興における関わりしろの役割

減災復興政策研究科

澤田 雅浩?准教授

激甚化?頻発化する自然災害に全国各地が影響を受けています。大きな被害を受けた場合には、被災者の生活再建や各種施設の復旧にとどまらず、地域の復興も進めていく必要があります。しかし、人口減少社会を迎えた現在、それを独立的に進めることは難しいです。どのように支援を受けたり、共感を持ちながらそのプロセスを進めることができるのか、現場と理論の往復をしながら研究を進めています。


データを活用した取り残しのない被災者支援を目指して

減災復興政策研究科

浦川 豪?教授

災害が発生すると被災者の方々は、長期に渡る復興への道のりを歩むことになります。被災現場における研究活動を通して得られた教訓を蓄積し、被災地の早期復興に貢献できる、データを活用した取り残しのない被災者支援に関する実践的な研究をしています。


自然災害や感染症などの危機に備える

減災復興政策研究科

紅谷 昇平?准教授

自治体や企業、介護事業者、コミュニティなどが、災害や感染症パンデミックなどの危機を乗り越え、営みを継続していくための危機管理の手法を研究しています。
災害や危機は予想もしない形で発生するため、形通りのマニュアルは役に立ちません。柔軟に対応できる人?組織を育てるため、様々な訓練や演習手法の開発にも取り組んでいます。
昨年度は、留学生のための防災テストのサイトも実験的に作成しました。

 

*留学生のための防災テストのサイト

https://forms.gle/UAxoZG8Xnz1HUTZMA


気候変動による 地域気象の変化を 把握し、備える。

環境人間学部

奥 勇一郎?准教授

地球温暖化により変わりつつある地域の気象?気候。これまでなかった現象が当たり前のように起きています。持続可能な社会の実現には気候変動に適応することが求められています。台風、大雨、猛暑など様々な時空間スケールの現象を数値シミュレーションを用いて再現、予測、解析し、気候変動による地域の気象?気候への影響を私たちの暮らしの目線から調べています。


計算科学による電子デバイスとナノグラフェン水素貯蔵材料の設計

理学研究科

草部 浩一?教授

現代では、原子スケールの物理現象を、実験結果に極めて近いデータを与える精度で計算機の中に再現できます。この計算物質科学を、基礎理論から応用までを含めて、研究しています。その結果、技術革新を与える新しい物質や電子デバイスを設計?提案することができ、産業基盤の形成に貢献できると考えています。特に水素関連物質の反応条件を設計する研究を、温暖化対策を狙った実験科学との共同研究として複数手掛けています。


水害リスクを考慮した土地利用マネジメント

減災復興政策研究科

馬場 美智子?教授

気候変動の影響により、水害が激甚化、頻発化する中、ハード整備に依存する治水対策では被害軽減が困難になってきています。土地利用により、人々の生活を豊かにするとともに水害被害の軽減を目的として、土地利用に関わるハード?ソフト対策、都市計画、社会システムを包括的?相互的に活用するマネジメント手法を研究しています。また、多様な主体が被害を軽減し命と生活を守るためのそれぞれの役割についても研究対象としています。


その他のゴールの取り組みは、研究取り組み一覧でもご覧頂けます